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ギヤ比について

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リールのギヤ比って何ですか?などと聞こうものなら、ド素人だねと言われてしまうほど、現在では釣人にとって有名な数字がギヤ比ですね。
今回はギヤ比についての記事です。

分かりやすく省略して「ギヤ比7.1」とか「ギヤ比6.0」という標記が多いですが、本来は比というからには「7.1:1」「6.0:1」が正しく、7.1はスプールやローターに直結するピニオンギヤの回転数、1はハンドルに直結するドライブギヤの回転数を表します。
つまり、ハンドル1回転につきスプールやローターが7.1回転するという意味になります。

写真の左側の小さなギヤがスプールに直結しているピニオンギヤで、それに接している大きなギヤがハンドルと直結するドライブギヤです。
2つのギヤの回転の比率は、それぞれの歯数あるいは、歯を除く円周の比率になります。
 
例えば写真のギヤはコンクエストのギヤで、ギヤ比は「5.0:1」のリールのものです。
ピニオンギヤの歯数は16枚、ドライブギヤの歯数は80枚です。
円周は22.922mmと114.61mmです。
これはどちらも5.0倍になっていますので、ハンドル1回転につきスプール5.0回転することを表しています。

ちょっと詳しい方は「俺は断然ハイギヤ派」とか「昔ながらのローギヤ派」などと好みを表現します。
恐らく自分の釣りのリズム感にマッチするのと、過去にそのリールでたくさんの魚を獲れている経験からでしょう。

ハイギヤ、ローギヤの好き嫌いはいろいろあって当然です。
ただこれからどんどん上達していくアングラーの場合は、実際どちらが正解なの?という疑問があるようです。

要は巻き取るのが早いのがハイギヤで、遅いのがローギヤでしょ?ということで大正解です。
・・・が、それだけではもったいないので、もう少し掘り下げてみましょう。
イメージしやすいので両軸リール、片軸リールの場合を考えてみます。

究極のローギヤ(ギヤがないのにギヤ比というのはおかしいですが)は、フライリール、落し込みリールなどのギヤ比1.0。
自転車に例えれば「一輪車」です。ハンドルノブでスプールを回す1:1の回転です。

そして、ローギヤ(パワーギヤ)はギヤ比~5.1くらいまでで、5段変速の自転車の1速の状態です。

次に標記なしあるいはレギュラーギヤのギヤ比5.1~6.5くらいまでで、自転車の2~3速の状態です。

ハイギヤがギヤ比6.5~7.5くらいまでで、自転車の4速の状態です。

最後にエクストラハイギヤがギヤ比7.5~くらいで、自転車の5速の状態です。
※ギヤ比の幅はリールの大きさや種類によって標記の仕方が若干異なるため多少の差異があります。

さて、一輪車は極端な場合なので比較からは外すとして、1速でずっと進むのと、5速でずっと進むのはどちらが正解でしょうか。
例えば長い上り坂が待ち受けている場合、同じスピードで登りきるには、1速で楽々マイペースにという人と、気合で5速のまま登りきるという人どちらもありです。3速くらいでちょうど中くらいの感じが好きという考えだってOKです。

ただ道具を効率よく適正に活用するなら、急な登りは1速、下りなら早く巻き取れる5速、フラットな道なら3速という具合に、状況・釣り方に応じて使い分けるのが良いのではないかと思います。

もう一つ重要な特徴として、ハイギヤのリールほど巻き感度が高いということ、そしてローギヤのリールほど機敏な動きが得意ということがあります。
巻き感度が高いというのは、水中の変化を感じ取りやすいということなのですが、今走っている道が少し上っているのか分かりやすいのは5速です。
また、ロケットスタートをするなら1速です。
最近はバッテリー付きの自転車が多いから、このたとえはダメですかね・・・

 

2021年06月11日 19:08