リールメンテナンス・オーバーホール専門店
 
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リールメンテナンスで性能を維持できる

リールメンテナンスとは

リールメンテナンスとは、リールの現状を維持するためのお手入れのこと。

リールは風雨にさらされます。
そして、水分をたっぷり含んだラインを巻き取ることでフィールドの水にもさらされます。
フィールドによっては海水です。
場合によってはコマセやウロコも巻き込みます。
当然、各部に汚れなどの異物が付着し、錆びや緑青が発生します。

こんな過酷な環境で使用され、そのまま放置すれば、みるみる性能が低下します。

簡単なリールメンテナンスによって、水分、汚れを落とし、錆びや緑青が出ないようにする。それだけで、性能の低下を抑え、現在の状態をほぼ維持できます。

しかしながら、長年の使用によりスペックが低下しているリールをメンテナンスによって新品のように蘇らせるのは困難です。その場合は、オーバーホールになります。

理想的なサイクルとしては、

新品状態のリールをきちんとメンテナンスし、性能が低下しないように維持する 
                 ⇩
一定の使用時間を経過したら、オーバーホールにより新品に近い状態に戻す

という流れです。

良いものを大切にし、永く愛用するための流れです。
 

リールの洗い方

リール洗浄_コピー
水域や海水で使用したリールは、そのまま放置すると錆びや腐食が発生し、最悪の場合廃棄処分することになります。
海水を被ったリールは、運が悪いと内部やベアリングに海水が浸入し、錆びや腐食が生じます。
保存状態によっては、1~2週間で錆びにより稼働部が固着して動作不良を起こします。
海で使ってそのまま3か月も放置しておくと、ハンドルが回らないという状態になってもおかしくありません。
いざ釣行という直前にハンドルが回らないと慌てるのは避けたいところです。
淡水での使用ではそれほど深刻なことになるにはもっと時間がかかりますが、塩分がある場合は短期間で致命的なことになってしまいます。

ここでは海水で使用した後のリールの洗い方をご紹介します。
要点は以下の通りです。
①水洗いは冷水ですること。
②ドラグなど締められるところは締めて、リールの上部から水をかけること。
③ラインの通り道を重点的に水洗いすること。

リールの種類ごとに、若干の違いはありますが、基本的にどんなリールでもこの3点が大切です。

まず、冷水の使用については、ぬるま湯、お湯は確かに塩分を洗い流すには好都合なのですが、同時にグリスを液化して流してしまうため、プラスよりマイナスの方が多いからです。
ギヤの歯のグリスやベアリング周り、グリスシールが流れてしまうと、潤滑不足に陥ったり、水分が混入したりして、ギヤの摩耗を早めることになります。

次にリールの上部からかけることについては、釣りは大雨の中でも行うレジャーであるため、大雨に打たれることはメーカーさんもある程度想定しているからです。
丁寧に洗いたい一心で、リールを逆さまにして水をかけたり、水の中にリールを漬け込んだりするという話をよく耳にします。
リールは内部に水分が浸入しにくいよう設計されていますが、水没させたり、リール下部にある水抜き穴から水圧をかけた場合には、水分が内部に浸入してしまいます。

3点目のラインの通り道については、リールが海水に接するのは、水没したり移動中に波を被ることを除けば、ラインが連れてくる場合がほとんどです。
水中に入っていたラインが巻き取られるときに水分を連れてきます。したがって、スピニングリールならラインローラーとスプール周り、両軸リールならレベルワインド周辺が最も水と接しやすい箇所になります。
このあたりを丁寧に洗い流してください。

そしてタオルの上にのせて陰干しします。
1時間以上乾燥したら、オイル・グリス・防錆剤でケアします。
 

オイルとグリスの違い・使い分け

リールメンテナンスに使うオイルとグリスはどう違うのでしょうか、またどう使い分けたら良いのでしょうか。

まずオイルとグリスの違いですが、「水っぽいのがオイル、クリームっぽいのがグリス」という認識の方が多いと思います。ほぼ正解です。

オイルとグリスは元々は同じもので、基になるオイルに増稠剤という粘度を出すためのものを加えて均一に混ぜたものがグリスです。

オイルもグリスも各パーツが滑らかに動作するよう潤滑することが目的ですが、場所によって使い分けると、リールの仕上がりが良くなります。

使い分け方は、高速で動作する場所はオイル、ゆっくりと圧力を伴って動作する場所はグリスという方法で概ね良いでしょう。
例えば、リールでオイルを使う場所と言えば、代表格は高速回転を必要とするベアリングです。
ベイトキャスティングリールのスプールは、かなりの高速で動作しますので、質の高い潤滑が必要です。そのため高品質なオイルが不可欠です。

一方、ドラグ部は強い摩擦を伴いながら、スムーズに動作することが要求されます。
また摩擦がありますのでかなりの熱を発する場合もあります。
ギヤについても金属同士がぶつかる部分であるため、ノイズを抑える効果が高いグリスを使用すると良い場所です。
このような場所には、高温や長期使用でも変質しにくいグリスが必要になります。

 

オイル・グリスの選び方

オイルとグリスの違いは分かったが、どういうものを選んだら良いのでしょうか。

オイル・グリスについては、いろいろなものが販売されていて、どれも同じように見えますが、価格が大幅に違います。
50ml入って100円くらいのものもあれば、同じ量だと10,000円を超えるようなものもあります。

高速で回転するベアリングに使用する場合、どういうものを良いオイルというのでしょうか?とアメリカのオイルメーカーエンジニアに昔聞いたことがあります。

答えは、「低粘度かつ低揮発のものです」でした。
つまりサラサラしていて、いつまでも揮発しないものです。
低粘度であることは高速回転の妨げにならないということですが、同時に粘度が低いほど揮発しやすくなりますので、低揮発とは相反します。
互いに相反するファクターを高い次元で両立するものが良いオイルということです。

グリスについてもいろいろありますが、最も気を遣うのはやはり粘度です。
粘度が高いものは、長期に使用できる代わりに動作に対する抵抗が大きく、ハンドルが回せないくらい重たくなることもあります。
また、粘度の低いものは、ギヤの歯に塗布した場合、遠心力で飛び散ってしまい、潤滑不足に陥ります。
きっちり潤滑しながら、動作への抵抗も少ないギリギリのバランスが必要です。

リール用に開発されたものは質の違いはあれ、このあたりは押さえていますので、極端にハンドルが重くなったり、数回の使用でゴリゴリしてきたりということはないと思います。

厳密にはグリスは塗布する場所によって、ベースになるオイルが違ったり、粘度が違ったりしますので、メーカーさんやメンテナンスショップのメカニックの方々は数種類のグリスを場所に応じて使い分けます。

結論としては、特別な意図がなければメーカーさんのものを選ぶと安心です。
もっと飛距離を伸ばしたいとかドラグを出し続けるためもっと高品質なものでケアしたいなど、特別な意図がある場合はメーカー純正より高級なものを使ってみるのも楽しいです。ただし、リール専用のものを選ぶことがトラブルにならない方法です。

最後に私個人としてはかなり重要な点なのですが、ニオイがないことです。
 

リールのメンテナンスについて

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Selffishでは日ごろのメンテナンス方法として、誰でもできる簡単メンテナンスをお勧めしています。
1台1分間で釣行前夜にできるメンテナンス作業内容です。
たったこれだけのことでリールの状態が雲泥の差になります。
そして、人より釣る人は皆道具のメンテナンスを楽しみながらやっています。ぜひ試してみてください。
 

①スピニングリール編

 ■ ラインローラーの注油(一体型は除く)
 ■ ハンドルノブへの注油
 ■ ギア両側(ハンドルの差し口)への注油
 ■ ドラグキャップへのグリス塗布
 ■ シャフトへのグリス塗布+注油
 ■ ドラグ音だし部へのグリス塗布

 

 

②ベイトリール編

 ■ スプール両軸への注油
 ■ ハンドルノブへの注油
 ■ ギア両側への注油
 ■ クロスギア・ウォームシャフトへのグリス塗布
 ■ クラッチレバー部等摩擦部へのグリス塗布

これよりディープな部分はプロにお任せください。
スクリュー(ネジ)を外すオーバーホールは、適合するドライバーが必要であったり、
ネジ止め剤を打ってあるネジがあったり、経験が浅いとなかなか元通りにできません。
それでも挑戦される方は、応援しますのでわからなくなったらお気軽にご連絡ください。

 


 

ロッドのメンテナンスについて(おまけ)

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ロッド編

■ ロッドのメンテナンス

リールを使用するロッドには、ガイドという
パーツがあります。使いっぱなしのロッドで
最も問題なのは、ガイド部に蓄積した汚れで、
ラインの滑りが著しく悪くなっているケースです。
付着した汚れと水分で錆びが発生し、最終的にはガイドが破損します。
もう釣果がどうというレベルではありません。
 

ラインのメンテナンスについて(おまけ)

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ライン編

■ ラインのメンテナンス

ラインのメンテナンスは案外見落としがちですが、水中に入り獲物のすぐ近くまで行きますので、実は釣果に大きな影響が出ます。
特に近年多くの釣りで使われ始めているPEラインは、その特性からトラブルを起こしやすく、ひどい場合には釣りにならないことにもなりえます。
メンテナンスといってもフッ素化合物でコーティングするだけなのでとても簡単です。
PEラインを使い易くし、トラブルを減らして、飛距離や沈下スピードを大幅に向上させる効果がありますので、ぜひお試しください。
実際毎週アオリイカ釣りに行っていますが、極細のPEラインでシャクリ続けてもトラブルレスです。コーティング効果が切れるとたちまちグシャグシャの塊ができるので、やっぱりメンテナンスはやめられません。