いいオイルってどんなものか?

リール(主にベアリング)に注すオイルについての話です。

15年ほど前に良質なオイル、グレードの高いオイルって

どういうものなのか懸命に探していた時期がありました。

学生の時自動車部に所属していた私は,

エンジンオイルにはグレードがあることを知り、

いわゆる高価な最上級グレードといわれるものばかり使っていました。

実際、レースにおいてはオイルのグレードでエンジンの調子が

歴然と変わることも体験していたので、

機械にとって潤滑油というのは極めて重要なものであると今も思っています。

さて、ではいいオイルってどんなものでしょうか。

いろいろと専門家の話を聞いてみたりしましたが、

行き着いたところは米国のオイルメーカー開発者から聞いたことで、

「良質なオイルとは、粘性が低くて揮発しないオイルだよ」という答えでした。

つまりサラサラしているのに揮発しないで潤滑し続けるオイルということで、

相反するファクターであるため両者を高い水準で

達成しているものが高品質であるということでした。

その時に見つけたものが現在当店で使用・販売しているMBOというオイルで、

戦闘機に使われておりミニチュアベアリングの潤滑に最適なものということでした。

きわめて高価なオイルですが、リールに使う量はわずかですので、

小分けにして販売しています。

これが一番かどうかわかりませんが、

15年使い続けてなお、その品質の高さに惚れ込んでいます。

是非お試しください。

関連記事

最近の記事

  1. シマノ21アンタレスDCXGの1年点検

  2. シマノ 21オシアジガー2001NRMGのオーバーホール

  3. ミッチェル308のオーバーホール

TOP