今日はリールのハンドルが重たくなったという声です。
ハンドルが以前より重たくなるには必ず原因がありますが、
多くの場合、錆びによるベアリングあるいはカラーの固着がそれです。
ベアリングは滑らかな回転を実現するための重要なアイテムですが、
錆などにより回転が不良になった瞬間、ただの抵抗物になります。
カラーやブッシングも同様で中心にある軸を回転させるためには、
相当な力が必要になり、無い方がましという状態になります。
この現象も、ある日突然接着されるわけではないので、
そうなるまでには何度も気づくチャンスがあります。
例えば音など小さな違和感です。
リールが聞き覚えのないサウンドを奏でるとか、
ズルッ、ズルッと変な巻き重り感が出ているとか、
固まるまでに必ず小さな異変が起きています。
後から思えばあれはそう言う合図だったのかと、
府落ちすることがよくあります。
このサインを見逃さずにケアすることが、
長く快適にリールを使うためのキモになります。
切れなくなってきたカッターの刃を折って本来の切れ味を蘇らせるように、
リールの切れ味もメンテナンスで本来あるべき姿に戻してあげることが
道具への満足度を上げ、愛情を深めるためには重要です。
リール・メンテナンス【selffish セルフィッシュ】
03-6913-2506