「自分のリールが一体どういう状態なのか分からない。
分解して中を見ることができないので不安です。
何かメンテナンスのタイミングが分かる良い方法は?」
とのことです。
なるほど、確かに壊れて不具合が出れば分かりますが、
その前にメンテナンスとなるとタイミングは難しいかもしれません。
一番正確なのは、ユーザーの方が感じる違和感です。
例えばいつものように狙ったところにキャストできないとか、
ハンドルが何となく重たい、乾いた感じがする、などです。
しかしこれも時間をかけて徐々に変化していくので、気づきにくいです。
次に正確なのは汚れです。
外装の汚れと内部のグリス劣化はおおよそリンクしています。
普段あまり掃除できない場所をよく観察してみてください。
たとえばレベルワインド部の汚れです。
定期的にメンテナンスしているリールのレベルワインド部の奥側フレームです。
ぱっと見はきれいで、あまり使まれていない感じすらしましたが、
分解してみるとこんな感じです。
やはりクロスギヤやドライブギヤも汚れとグリスの劣化が進み、
要メンテナンス状態でした。
あれっ?汚れているなと感じたら、いつも通りキャストが決まっているか
など確認してみてください。
以前と違うフィーリングであると感じたら、メンテナンスに出してみてください。
きっと見違えるように元気になって帰ってきます。