TD-S103HVLのオーバーホール

今回は往年の名機、TD-S103HVLのオーバーホールです。
この機種はレベルワインド部がちょっと変わった構造をしており、ダイワ社のフロンティア精神を象徴するようなリールです。
それまでの構造や常識に縛られず、常に新しい発想で製品を開発するダイワならではのリールだと思います。
通常のレベルワインド部とは異なるウォームシャフトがリールの後ろ側にあり、前方のレベルワインダーを左右に動かす仕組みになっています。
この構造ならば、最も汚れに対して無防備な部分が後側に隠れており、ごみの巻き込みから逃れることができます。
構造が少し複雑になった分、掃除がしづらくなりましたが、他の機種に比べて汚れや異物の混入によるダメージは少ないと思います。
ただし、定期的な清掃メンテナンスはやはり必要です。ここに汚れが溜まると、スムーズな動作ができなくなり回転の抵抗となります。
最終的にはウォームシャフトの破損に繋がりますので、常に気を配っておきたい部分です。

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