今回は日頃サーフで釣りを楽しむお客様のステラ4000XGです。
ハンドルを回すとコトンコトンと振動が手に伝わる状態です。
まず動作確認しながら、どのパーツに原因があるか探っていきます。
ハンドルを1回転するたびに1回出るノイズなら、ドライブギヤやその両軸受けベアリングに原因があり、
6回生じるならピニオンギヤに原因があるというように、おおよその見当をつけていきます。
コトンコトンというノイズはギヤの傷、異物によるノイズで、シュルシュルというノイズは摩擦部やベアリングが発するノイズです。
パーツを1個ずつ分解しながら、ノイズの有無を確認していき、見つけ出します。
今回はピニオンギヤを外してもまだ発しているノイズであったため、中間ギヤかウォームシャフトのどちらかと絞り込めました。
拡大鏡で探していくと、中間ギヤの歯に砂利が1粒挟まっていました。
ブラシとエアで丁寧に清掃し、砂利を除去、ノイズ解消となりました。
よくあることですが、砂利であったこととノイズが出てそれほど経過しないうちのオーバーホール依頼であったため、ギヤに傷はなく損害はわずかでした。
突然ノイズが出たときは、どのようなタイミングでノイズが出るかを観察すると、原因が推測できます。
もちろん慣れが必要ですが・・・