今回のオーバーホールは、懐かしの名機、AMB4600C。
この年代のリールには珍しくなってきた未使用と思われるものです。
内部のグリスが経年劣化し、茶色く固まっていました。
しかし、ギヤの歯はまだあたりも出ていない角の鋭い状態でした。
Selffishオリジナルのギヤ用グリスSiGを薄く塗布し、ギヤが摩耗しないようケアします。
硬くなったグリスでゴツゴツした巻き心地になっていましたが、古いグリスを除去し、グリスアップし直すことでシルキーな巻き心地が蘇ります。
スプールのベアリングも高速回転向けのものに交換し、ハイスペッククラシックリールが誕生しました。
歴史を感じさせるフォルムと、その姿からは想像できないハイスペックを密かに楽しむ大人のリールです。
こんな楽しみ方も洒落ていてよいと思います。