コンクエスト201のオーバーホール

今回はコンクエスト201(初代)のOH依頼です。
20年近く前のものとは思えない完成度の高さを誇る当機種。
飛距離も現在の最新リールに全く劣らないリールで、極めて剛性の高いフレームを持つ傑作です。
ただし外見からは想像できないほど内部が汚れていたり、腐食していたりしますので要注意です。
海水域・汽水域で使用している場合は定期的な分解清掃が必要です。
このリールの弱点は、やはり構造上どうしても摩耗しやすいキックレバーとその周りです。
特にこのスプリングが破損しているケースはよく見かけますので、スプリングはかなりの数を当店で確保しています。
このスプリングが破損すると、クラッチが戻りません。
この当時のシマノ製ベイトリールはクラッチを切るとクラッチレバーで元に戻せませんので、致命的な状態になります。
塩による腐食がこの周りにある時は、Selffishでは念のためスプリングを交換するようご提案しています。
初代コンクエストDCも同じ構造ですので、お持ちの方はご注意ください。

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