ABU アンバサダー2500C IARのオーバーホール

今回はABU アンバサダー2500C IARのオーバーホール依頼です。
中古で購入したため、内部をチェックしてほしいとのことです。
最近はオークションなどで中古を簡単に安く入手できるようになり、同様のご依頼が増えてきました。
まず、現状の動作確認を行います。
クラッチが重たいこととハンドル回転時にカシャカシャ音がするのが、改善すべき点であると確認。
早速、一つずつパーツチェックしながら分解していきます。
ピニオンギヤを支えるヨークというパーツが逆向きになっていました。これによりクラッチが重たくなります。
ちょっとした違いなので分かりにくいですが、切込みが入っているので裏表があります。
分解を進めていくと、グリスの汚れがギヤ軸周りに出ており、液状になっていました。
グリスに適度な粘性がないと、揮発しやすくなり必要な潤滑ができなくなります。
そのためカシャカシャと金属音がするようになります。
古いグリスはすべて除去し、新しいグリスで仕上げました。
スプール軸受けのベアリングも新しいものに交換し、完全にリフレッシュしました。

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