AMBモラムZX3601 IVCB-4のオーバーホール

今回はAMBモラムZX3601 IVCB-4のOH依頼です。
クラッチの戻りが悪いということが気になる点でした。
たまにクラッチが戻らず、ハンドルが空回りするとのことです。
早速パーツをチェックしながら分解してみると、内部はかなりの汚れで、パーツの不具合が判別できない状態でした。
全パーツをオイルで洗浄し、チェックしてみると、原因が分かりました。
クラッチを元に戻すためのドライブギヤプレートというパーツが、摩耗と変形によりかかりづらい状態になっていました。
加えて汚れ、グリスの劣化により動きがスムーズではない状態であったため、たまにクラッチが切れない状態に陥っていました。
プレートを新しいものに交換し、清掃・グリスアップで正常な状態に戻りました。
非常に力のかかる部分であり、かつ毎キャストごとに作動するパーツであるためダメージを受けやすい場所です。
パーツの残があまりありませんので、同様の症状がある場合は早めにパーツ確保を。

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