コンクエスト300のオーバーホール

今日はコンクエスト300のオーバーホール依頼です。
2か月ほど前にコンクエスト201のOHご依頼いただいたお客様です。
この完成度の高い、美しいリールに魅了されたコンクエストフリークのおひとりだと思います。
今回はクラッチ周りに違和感を感じるとのことで、そのあたりを重点的に見ていきます。
分解を進めていくと、内部はだいぶ海水の浸入があったようで、各所に錆びが出ています。
パーツの破損はありませんでしたが、グリスが水分を取り込み汚れと化していました。
そのためクラッチの動作がぎこちない感じになっていたのだと思います。
また、ローラークラッチ周りの錆びが特に多く、ハンドル回転の抵抗になっていたため、そこも違和感を感じる部分だったと思います。
錆びを落としできれいなグリスとオイルで仕上げます。
また、回転不良となっているベアリングも交換し、本来のスペックを取り戻しました。
結構まめに水洗いなどケアをしているお客様でも、内部の錆びはどうしても避けられません。
実際に予備機だからほぼ使ってないというリールでも、海に連れていくと錆びます。
たまに内部の状態を確認すると安心です。

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