スティーズ103Hのオーバーホール

今回はダイワ製スティーズ103Hのオーバーホール依頼です。
ドラグ周りを中心に全体的に違和感を感じるとのことです。
よく不具合が生じる部分を中心に見ていくことにします。
10年以上経過している機種によくあるマグネットブレーキの不具合が第一候補。
見てみるとやはりマグネットが外れかかっていました。
この状態になると、ダイヤルを0にしてもブレーキがかかり、飛距離が出なくなります。
当初は少しずつブレーキがかかり始めるため、あまり気づきません。
これがユーザーだけが感知する違和感になります。
次にドラグ周りですが、こちらはギヤと座金の間に汚れとグリスの塊があったため、スムーズにラインが出ない状態でした。
こちらもきれいに清掃し、専用のグリスで仕上げスムーズな滑りを確保しました。
思いがけない大物とのファイトに不可欠なドラグ性能を、常に整えておくことが大切です。

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