シマノ スティーレ101HGのハンドルガタツキ

こんにちは Selffishの鈴木です。

今回は、シマノ スティーレ101HGのハンドルのガタツキ感についてです。

たいていのベイトリールには、ハンドル逆転を防止するためのローラークラッチというパーツが装着されています。

このパーツにより、ハンドルを逆転方向に回そうとしても1ミリも動かない状態が保たれます。オールドの範疇に入るようなリールの場合、ローラークラッチを搭載していないものがあり、その場合はBSフジの「名品再生」でもご紹介している「アンチリバースドック」(ARドック)というパーツが使用されています。

このパーツはハンドルの逆転は抑えますが、若干ハンドルが逆転方向に回りますので、最近のリールに慣れている方にはちょっとガタツキを感じると思います。

今回のスティーレには、ローラークラッチが搭載されているにも関わらず、ガタツキ感がありますので、原因をご紹介します。ハンドルが前後にガタつく感じの時は、ローラークラッチが錆びや摩耗により少し緩くなっていることが原因であることが多いです。その場合そのままの状態で使用を続けると、近い将来ハンドルがグルグル逆転するようになります。この状態になるとあわせたときにハンドルが逆転しラインが放出されてしまうため、フッキングできず獲物を逃すことになります。微妙にガタつく感じの期間がしばらくありますので、その間に交換するなり処置しておけば悔しい思いをしなくて済みます。

それ以外にもこの機種特有の原因があります。それは、ローラークラッチを固定している本体カバー側が削れてローラークラッチ自体がきちんと固定できない状態になっている場合です。

スティーレやステファーノなど合わせが強い釣り用のリールで本体カバーが樹脂のものは同様の可能性があります。カバーが金属のものはあまりガタつく心配はありませんが、きっちり圧入されているため着脱が難しく交換はメーカー修理扱いになります。

 

数釣りで酷使する場合は一定期間で本体カバーの交換も必要になってきますが、その分非常に軽くて使い勝手が良いので、消耗品と考えるしかなさそうです。ガタツキを感じるようになってきたらトラブルに見舞われる前に交換しておくと安心です。

 

 

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