カルカッタ小船1000のオーバーホール

今回はカルカッタ小船1000 2台の修理依頼です。
ハンドルが逆転するためメーカーに修理依頼したところ、パーツが既になくなっており、生産の予定もなしということで返却とのことでした。
当機種に使用されているローラークラッチを入手できれば修理できるので、パーツ探しを開始します。
まず、メーカー在庫はないとのことなので、違う方面で探してみます。
当機種と同じローラークラッチを採用しているリールがABUにあります。初期のころのレボシリーズ、Orraなどに使われているため、そちらを探してみると1個確保。
パーツを製造していたメーカーも現在は取扱いしておらず、日本では入手できそうもないため、次は海外を探すことに。
すると同じ形状のものを生産している工場を英国、アメリカ、中国に発見。
まずアメリカに相談してみると、微妙に形状が違うのと単価が高いため却下。英国も同様でした。
次に中国に頼んでみると、最低発注単位が1000個とのことで、そこまでは必要ないのでダメもとで少量注文してみると、OKとの連絡。
到着まで船便で40日とのことです。
今回のご依頼は、同じ機種を2台で、2台とも概ね同じ症状でしたが、1台は洗浄再生で使用できる程度になったため、1台だけローラークラッチを交換して作業完了しました。
ところが、後日やはり交換しなかった1台が不調とのご連絡、現在手配中のパーツが届き次第再作業することになりました。
二度手間になってしまい申し訳ございませんでした・・・

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