バルケッタ200HGのオーバーホール

今回はシマノ バルケッタ200HGのオーバーホール依頼です。
塩ガミしている感じの違和感があるとのことですので、それを念頭に全パーツチェックしていきます。
塩ガミしやすいところから重点的に見ていきます。
まずはハンドルノブから分解を進め、ギヤ軸周りのベアリング、ピニオンギヤ受け部ベアリング、ウォームシャフトへ。
レベルワインド部やハンドル付近には塩ガミの感じはありません。
また内部もグリスはあまり汚れておらず、顕著にノイズの出ている部分は無いようです。
すべて分解して最後に出てくるピニオン部ベアリングとそこに隣接するスプールのベアリングがノイズを発していました。
恐らくスプールとフレームの隙間から海水がわずかに入り込み、隣接する2個のベアリングだけ回転不良にしたものと思います。
全く動かさない期間が長いリールによくある症状で、特にシーズンオフなど長期に釣りに行かない時期には、ハンドルを回転させるだけでも固着を防止できますので、月に1度くらいはハンドルと回すだけでもよいのでリールをかまってあげましょう。

関連記事

最近の記事

  1. フィールドでチェック

  2. 謹賀新年

  3. リレーションサービス第1号誕生!

TOP