18ステラC2000SHGのオーバーホール

今回はシマノ18ステラC2000SHGのオーバーホールです。
最近数件続いている現象なのですが、「突然ハンドルを回してもベールが戻らなくなった」ということです。
つまりオートリターン機構が正常に作動していないということです。
ベールを起こしたままハンドルを回転させると、ある位置で自動的にカタンとベールが元に戻り、ラインが巻けるという機構です。
そのある位置についているのが「内ゲリ当たり」というパーツです。
分解してみるとこれが折れてなくなっています。
18ステラからパーツの位置と形状が変更されているのですが、18ステラで発生しているので注意が必要です。
確かにそれ以前のものと比べると、土台の部分が細く破損しやすい形状になっています。
オートリターンを毎回使用する方は注意してください。
従来のリールではオートリターン機構自体は、機能しなくなったからと言って、さほど緊急事態ではありませんでした。
しかし悪いことに、18ステラの場合このパーツがなくなると、内部のオシュレートを誘導する摺動子ガイドというパーツが飛び出し、深刻な事態になります。
万一、使用中にオートリターンが効かなくなったと気づいたら、すぐに使用をやめて修理に出す方が良いです。

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