レボビッグシューターコンパクトLのオーバーホール

今回はレボビッグシューターコンパクトLのオーバーホール依頼です。
ドラグ音がおかしいのとクラッチの動作を見てほしいとのことです。
まずドラグ音の方は、動作確認すると確かに元々の軽快な音ではなく、痛々しい金属音になっています。
クラッチの動作については、動きが悪くなっているため、きちんとクラッチが切れていない状態になりそうです。
全パーツをチェックしながらドラグ音の方を見てみると、音出し用のプレートが変形しています。
それにより正常な状態よりプレートが強く押し付けられて、引っ掛かるような音になっていました。
プレートを整形し、正常な状態に戻します。
クラッチの動作については、砂利(あるいは塩)らしきものが内部にあり、クラッチレバーの周りにも付いていたために起こっていたようです。
汚れによりスムーズな動作ができないことで、切れの悪さ、ひいてはおかしな戻り方をしていたと思われます。
元々当機種はクラッチの動きが悪くなりやすい構造をしていて、汚れや潤滑不足により動作不良がよく起こります。
定期的に汚れを落とし、スムーズな動きを確保してください。

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