今回は生粋のバサーであるお客様からのご依頼でAMB SM1600Cです。
リールの特性を熟知しているベテランアングラーで、秋の巻物に向けての準備とのことです。
動作確認してみると、シャラシャラというこの機種にしては大きめなノイズが出ています。
原因を突き止めるべく分解をしていきます。
内部はグリスというよりオイルで仕上げたレーシング仕様の感じになっていました。
若干の金属的なノイズが出る代わりに、可動部各部が非常に軽くなり小気味の良いフィーリングになります。
ただオイルを間違うとベアリング内に入った時にベアリングからノイズが出てしまうため注意が必要です。
この機種のノイズの原因はレベルワインド部のベアリング2個とスプール内のベアリング2個でした。
こちらを交換し、伸びのあるキャストとスムーズな巻き心地を復活できたと思います。
今シーズンのクライマックスを好釣果で締めくくれるよう万全の態勢です。