今回は五十鈴工業のカルバス イプシロンのオーバーホール依頼です。
ポンピングでロッドを立てたときにハンドルが逆転するとのことです。
同様の現象によるご相談は多く、ハンドルがクルクルと逆転するものもあります。
これはアンチリバースポールというパーツが原因で起こります。
五十鈴工業のリールの多くが同じ構造なのですが、このARポールの位置・形状から絶妙なセッティングを要します。
このセッティングが少し狂うと、ハンドルが逆転し始めます。
初めのうちはカタンと少しだけ逆転するのですが、そのうちハンドルが1回転くらい逆転するようになります。
この状態になると、リールを逆さまにしてハンドルを回すと逆転するようになります。
こうなると正常に作動するように再調整が必要になります。
魚を掛けたときにハンドルが逆転するとばらす可能性が高くなります。
早めの処置をお勧めします。
2019年10月21日 10:27