BB-XデスピナC3000Dのオーバーホール

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今回はシマノBB-XデスピナC3000DのOH依頼です。
前回使用してから半年くらい使わないで保管していたら、ハンドル回転がゴリゴリになっていたとのこと。
動作確認してみると確かにジャラジャラと大きなノイズを発しています。
早速分解してみると、まず取れるべきパーツが錆びて取れないため分解自体が困難な状態になっていました。
オイルを注しながら特殊なツールを使って分解を進めていきます。
スプール軸に近い部分のベアリングが数個回転不良になっていました。
これは、海水にさらされた後、動かさない状態で長く保管したことで固着してしまったパターンです。
季節の釣りで使用するため、その時期が終わるとしばらく出番がないリールは、長期間保管する前にOHしておくと良いです。
OHしない場合でも、1か月に1回くらいハンドルを空回しすると、固着をある程度防ぐことができます。
極端な話、0.1ミリでも動かせば固着しないので、固着する前に動かすことが機械には必要です。
これからシーズンオフに入る方も多いと思いますが、是非試してみてください。

2019年11月24日 16:22

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