リールの性能をアップさせたいという思いを最も手っ取り早く、かつ劇的に満たす方法の一つがベアリングの交換です。
キャスト時の飛距離を伸ばしたい、軽いルアーを投げたい、狙ったタナまで一番早く仕掛けを落としたいなどの課題は、ベイトリールのスプール回転性能をアップすることで大幅に解決できます。
チューニング専門のショップでカスタムしてもらうのはちょっと大掛かりだし、もっと気軽にという場合にぴったりの方法です。
実際、当店のお客様からのご感想で「感動した」「こんなに変わるとは」「もうやめられない」というレベルものは、ベアリングを高速回転向けのものに交換している場合が多いです。
ベイトリールのスプールを支える2個のベアリングは、他の部位のベアリングに比べて、回転数がケタ違いに多く、負荷もかかりますので、想像以上に早い段階で性能が低下しています。
新品時に高速回転向けのベアリングが装着されているリールは少ないので、こんなに飛ぶとは思わなかったというご感想になるのもうなずけます。
スプール両軸受のベアリングを交換するだけなら、それほど難しい作業はありませんので、是非試してみてください。
手順としては、
1.ベイトリールのスプールを支えているベアリングを見つけて、そのサイズを把握する。
2.同サイズの高速回転向けベアリングを購入する。
3.ベアリングを交換する。(通常は比較的簡単な作業で交換できますが、機種によっては特殊工具や分解が必要になります)
通常のベアリングには、耐久性やシルキーな巻き心地を長期間維持するために粘性の低いグリスが注入されいます。
高速回転向けのベアリングは、そのグリスをオイルにすることで回転の抵抗を軽減し高速回転を可能にしています。
さらに、ベアリングのボールをセラミックにすることでより小さな力で回転できるような仕様になっているものもあります。
Selffishでは、高速回転向けチューンドベアリング極転(ゴクテン)[1個600円]、超高速回転向けセラミックベアリン極転C(ゴクテンセラミック)[1個1,200円]をご用意しています。サイズがいくつもありませんので、お手持ちのリールに適合するか確認が必要です。お気軽にお問合せください。
次回はベアリングのサイズを把握する方法をご説明します。