オシアジガー2000NRHGのオーバーホール

DSCN7500_コピー

今回はシマノ オシアジガー2000NRHGのオーバーホール依頼です。
超大物を掛け、永遠とドラグを出された結果、ゴリゴリになりドラグ音もしなくなったとのことです。
使用回数も数回という非常に状態の良いリールが一体どうなっているのか、早速内部を見てみます。
塩による腐食や錆びなどは全くなく、不具合の原因は容易に見つかりました。
ゴリゴリの原因は、ストッパーツメが破損し、ギヤに接触していたためでした。
なぜこんなところが破損?という感じでしたが、ドラグ音の不具合原因を見て納得。
永遠とドラグを出されたことで、ドラグ周辺が高温になり、音出し用のホルダーというプラスチックパーツが溶けていました。
その結果、バネとピンが飛び出し、ストッパーツメに引っ掛かってハンドル回転パワーで破壊されたということです。
ギヤに挟まれず、ストッパーツメに引っ掛かっていたので、被害は少なくてすみました。
破損した純正パーツ数点を交換し、元の滑らかな回転に戻りました。
メーカーでも想定外のことが自然相手の釣りでは時々起こります。
いつもと違うことが起こり、少しでも違和感を感じたら、内部を点検すると安心です。

2020年10月03日 20:19

関連記事

最近の記事

  1. リールオーバーホールのスキルアップ

  2. シマノ スティーレ101HGのハンドルガタツキ

  3. ABU AMB1600の巻き上げ不良

TOP