18ステラC3000のオーバーホール

DSCN5408_コピー

今回はシマノ18ステラC3000のOHのご依頼です。
シーバス100~150本をキャッチしているリールで、悪天候でも出動を重ねてきた相棒とのことです。
さすがのステラでもこの釣果では、各部に摩耗が出てくると予想されます。
全パーツの汚れや錆び、破損を確認しながら、分解および清掃をしていきます。
ドラグ部はグリスで潤滑されており、きっちり手入れされている感じです。
内部に進んでいくにつれグリスの汚れや、潤滑不足の箇所が現れてきます。
ギヤ周りの状態を見てみると、やはりドライブギヤの歯に摩耗の跡がくっきりと見られ、活躍ぶりがうかがえます。
このギヤの摩耗については、そのままでも巻けなくなったりすることはありませんが、ステラ特有のしっとりとした滑らかな巻き心地はなくなります。
ドライブギヤとピニオンギヤはご指示に従い交換させていただき、同時にノイズを発しているベアリングも数個交換します。
心臓部であるこの2つのギヤを交換すると、新品のような巻き心地が蘇ります。
150本の大物を相手にすることを想定し、グリスは若干強めの稠度のものを使用します。
ザラツキやゴロ感が気になっているとのことでしたが、シルキーな状態に戻りました。
しばらくはまたステラならではの極上巻き感をじっくり味わっていただけると思います。
余計なノイズがなくなり、小さな水流の変化も感じ取れるので、ショートバイトもキャッチできる確率が上がります。
90オーバーのご連絡が楽しみです。

2022年05月22日 17:19

関連記事

最近の記事

  1. フィールドでチェック

  2. 謹賀新年

  3. リレーションサービス第1号誕生!

TOP