ギアノイズ(ゴリ感)について

こんにちは Selffishの鈴木です。

前回に続き、リールの心臓部であるドライブギア・ピニオンギアの摩耗の摩耗によるゴリ感についてです。

今回はABUのスピニングリールの巻き心地の悪さを改善していきます。

ABUのギアの特徴は、その軽さにあります。作業中も持っている感じがしないくらいの軽さです。同社のスピニングリールについては、ギアの素材を工夫することで、よりソフトな当たりを実現し、感じの良い巻き心地になっています。

その分強い力に対してギアの摩耗が大きく、ギアノイズが出ることがあります。

今回のケースは、海水フィールドでの使用により、浸入した塩分によりワンウェイクラッチというハンドル逆転防止機構のパーツ固着がありました。

そのためハンドル回転が重くなり、ギアが過負荷の状態になっており、ドライブギアが摩耗していました。

過負荷の状態で回転運動を繰り返すと、グリスが黒くなります。

とくにアルミ系の素材はグリスの黒色化が激しく、当初半透明のグリスが濃いグレイになります。

ドライブギアとピニオンギアは、一番力がかかる部分なので、一定期間の使用でどうしても摩耗していきます。

巻けなくなるということは滅多にありませんが、「釣れないリール」になっていきますので、気になり始めたら交換しておくと快適に釣りができます。

 

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