シマノ 20ステラSW4000XGのゴリ感

こんにちは Selffishの鈴木です。

今回は20ステラSW4000XGのゴリ感を改善してほしいとのご依頼です。

ご自分でオーバーホールできるお客様で、ある程度のところまではパーツ交換をしたものの、すっきり改善されないとのことでご依頼となりました。

今回は難易度の高い作業になりそうです。

早速分解しながら各パーツの状態を見ていきますが、明らかにこれだという点は見つからないまま、最後のベアリングチェックまで一時チェックは完了してしまいました。

少し圧力をかけるとゴロゴロとノイズを発するベアリングを見つけましたが、大きなゴリ感につながるような状態ではないので、もう少し詳細まで拡大鏡を使って精査していきます。

するとドライブギアとピニオンギアに拡大してようやく見える摩耗・腐食の跡があり、ハンドル回転時のノイズを発していました。

 

 

 

SWシリーズのような大きなリールの場合、ギアにかかる力も通常のスピニングリールとは比較にならない大きさで、小さな傷が振動となって伝わってきます。

小さな傷を探すときは、倍率高めの拡大鏡を使用するのが一番ですが、無い場合にはスマホで撮影して拡大する方法が意外と使えます。小さ目な虫眼鏡では見えない擦り傷がはっきりと見えますので困ったときは思い出してください。(これ、実は少し前に作業をサポートしてくれていたマグロ釣り大好き女子に教えてもらった技です)

原因がわかれば該当パーツを交換するだけで新品のような状態に蘇ります。

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