シマノ 13エクスセンスLBのクラッチ機能不全

こんにちは Selffishの鈴木です。

今回は、シマノエクスセンスLBというレバーブレーキ付きスピニングリールの動作不良についてです。

このリールは、元々磯釣りで使用されるレバーブレーキ機能が付いたスピニングリールのシーバス専用機になります。レバーを使ってローターを逆転させたり止めたりしながら、魚とやり取りができるようになっており、バラシの多い瞬発力のある魚を確実にキャッチできるよう工夫されています。

指でブレーキ調整ができることに加え、近年のものはクラッチ操作も同じレバーで切り替えることができ、ハンドルから手を放さずに逆転しないモードに瞬時に切り替えることもできます。

ハンドルを逆転しながらクラッチをオンにすると、瞬間的にハンドルが逆転しなくなるのが正常な動作ですが、この切り替えが瞬時にできない症状がたまに起こります。つまりハンドルを逆転させながらクラッチをオンにするとしばらくハンドルがそのまま逆転し続けるという困った現象です。

原因はいくつか考えられますが、多いのはこの機種に搭載されているブレーキコア部のローラークラッチです。

 

海水の浸入による腐食や錆び、オイルやグリス混入による機能不全などで100%のパフォーマンスができず、レバーによる切り替えと動作にタイムラグが生じてしまうことがあります。

錆びや腐食がひどいときにはブレーキ板組という高価なパーツを交換しないと修理することができませんが、それらを除去し専用のオイルで仕上げることで、多くの場合、正常な動作を取り戻します。

これもその他の不具合と同様ですが、早めに気づいて処置すればどうにかできるのですが、完全に錆びている場合は修理できないこともあると思います。あれっ?なんか変だなと感じたら、早めにケアしてあげると大事に至らず良いと思います。

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