シマノ スティーレ100XGの塩ガミ

こんにちは Selffishの鈴木です。

今回は、シマノ スティーレ100XGのオーバーホール依頼です。

ハンドルを回した感じで、ドライブギア、ピニオンギアはやられているなとわかるくらいのノイズが出ています。

この機種は軽くて使いやすいだけに、割とデリケートなリールなので、コンディションを良好な状態で維持することが難しいです。マルイカ釣りで使う方が多いですが、見た目以上にヘビーな釣りですので、このリールにはちょっと荷が重い使い方になります。そのためほとんどの方のスティーレは、疲れ果てた状態でご依頼となります。

今回のリールもかなり酷使されたようで、内部の状態は塩ガミが多く、錆びや腐食が出ています。

この機種でたいてい交換となるパーツがいくつかあります。

まずは落下スピードを競う釣りですので、ベアリングは回転不良になっていて、要交換です。

また、ハンドル逆転を防止するためのローラークラッチというパーツもたいてい錆びています。錆び除去、防錆処理で済む場合もありますが、錆びや腐食が大きい場合は交換になります。このローラークラッチもハウジング側が金属ではないため、位置が固定できず、ずれてきてドラグ座金と接触することがあります。その場合、ドラグをMinまで緩めてもドラグが効いている状態になり、ロッドティップの破損などの不幸が起こることがありますので、要注意です。

最後にドライブギア、ピニオンギアですが、こちらも塩による腐食が大きい場合があり、ギアの歯が欠けているものをよく見ます。ギアの歯が欠けているものは、交換になりますが、毎年交換しているお客様もいるくらいです。

構造上のものなのか、特殊な釣り方によるものなのか、他の機種に比べて内部に海水が浸入している率が高いように感じます。多くが本体カバー内部に塩溜まりができており、真っ白になっているため、Selffishでは除去した後に防錆処理を施しています。

この状態で使い続けると、カバーやフレームが塩に侵されてスナック菓子のようにパリパリ割れてしまいます。

アルミ合金も塩には非常に弱いので、金属の丈夫なリールより少し早めにオーバーホールしないと、修復できない、あるいはできてもかなり交換パーツが多くなることになります。使い捨てリールのようにならないよう、大切にケアしていきましょう。

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