AVET SX6/4-MCの回転ノイズの解消

こんにちは Selffishの鈴木です。

今回は、昨日に続き、レバードラグリールですが、AVETという海外製のもので、なんと!マグネットブレーキ付きのキャスト可能なリールです。わたしもAVETのリールは好きで持っていましたが、そのサイズからはちょっと想像できないくらいパワフルで、ワイルドなリールです。

SOMさんのブルーヘブンのような精密さと美しさはありませんが、いかにもアメリカという感じの厳ついリールです。

このリールの一番の難点は、ベアリングがすべてインチサイズであるということで、中には規格外のサイズもあり、交換できないことがある点です。ちょっと見た感じでは分かりませんが、インチサイズのベアリングはストックしておくほど使わないので、どうしても都度注文になり、時間がかかります。

また、工具もインチサイズのものが必要になりますので、ソケットレンチや六角レンチもインチサイズのものを用意します。

今回のゴリゴリノイズもひどく錆びたベアリングが発するものでした。取り外すことすら難しいくらいの固着ぶりで、これはステンレス製というだけでは、防御できないなぁという感想です。まめに注油・グリスアップをしながら使用するしかありません。防水性についても、やはり日本製のような行き届いた配慮はありませんので、海水が浸入する分、大量のグリスで対抗しているような状態です。

Selffishでは、分解したときに内部全体に防錆処理をし、塩に強いグリスを使用することで、防御力をあげています。毎回釣行後の水洗いはもちろん、できる限り油分を切らさないようにすること、そしてできれば内部のグリスアップを頻繁に行うと錆に負けることはなく、永く快適に使用できます。

レバードラグリールの弱点は、その強力なドラグ力を出すためのパーツ、「ドラグカム」がすり減ってしまうということです。これはいつか必ず摩耗しますので、パーツを入手できるものは、予備を確保しておくと安心です。

レバー部分を分解するには、少し経験が必要ですが、ギアが見えるところまでなら、それほど難しい作業ではないので、ギアにグリスを塗布し、見えるベアリングにも注油(あるいはベアリング専用グリス)してあげると、全然違います。いつもお手入れをしながら、大切に使えば、恐らく何十年でも活躍してくれるリールです。使い捨てにせずに永く可愛がってあげましょう。

関連記事

最近の記事

  1. TC-01R(トライアングル)右ハンドル入荷しました!

  2. ダイワ スパルタンIC150Hのオーバーホール

  3. シマノ 20メタニウムXGのベアリングチューン

TOP