シマノ 12ステファーノ201の定期メンテ

こんにちは Selffishの鈴木です。

今回は、シマノ ステファーノCI4+201という精悍なボディのカワハギ専用リールのご依頼です。

この機種は、メーカーOH対応期間が昨年で終了しており、釣具店経由で依頼されても、すべてのパーツがないためメーカーとしてのOH作業ができないとして、返却されてしまいます。

メーカーさんでは、生産終了から6年経過するとパーツの生産を行いませんので、機種によって若干差はありますが、購入してから10年くらい経過したリールは概ね同じような対応になります。

そろそろ対応期間が終わりそうなタイミングで、ギア周りなど必ずダメになるパーツは購入しておくとよいです。

さて今回のリールは、クラッチが重たいという点が気になっているとのことですので、頭に入れて作業をしていきます。

内部を見て思ったのは、とても丁寧に手入れをされているようで、必要な部分にきちんとグリスが残っていて良好な状態であるということでした。

 

ドライブギア、ピニオンギア、ウォームシャフトギアなどのギア周りもきれいな状態で摩耗もほとんどありません。

クラッチが重たくなる原因の一つであるピニオンギアの動作も、まずまずの状態です。

ベアリングとの接点にわずかな錆びが出ていますので、ギア側のケアとベアリングの交換をしておきます。

クラッチレバーと一体となっているクラッチプレートというパーツの動きが、注油によるグリス流れでやや断続的な動きになっています。

 

また、レバーにも塩ガミがありますので、これも原因になっているようです。こちらも除去のうえ、グリスアップしておきます。

お手入れを怠らず、大切に使えばまだまだ現役で活躍してくれるリールです。性能も高いリールなので、コンディションさえ維持しておけば、最新のリールにも負けないと思います。何といってもホワイトボディというのが、いいですね。

関連記事

最近の記事

  1. シマノ 21オシアジガー2001NRMGのオーバーホール

  2. ミッチェル308のオーバーホール

  3. シマノ18炎月プレミアム150HGのオーバーホール

TOP