ABU アンバサダー4600C3の定期メンテ

こんにちは Selffishの鈴木です。

今回は、ABU AMB4600C3の定期メンテ依頼です。

このお客様はたくさんのリールをお持ちで、かなり昔から定期的にOHのご依頼をしていただいている方です。

一度にすべてのリールをOHするのではなく、1~2台ずつを順番に、スケジュールを組んでOHしているようです。

そのため、どのリールもかなり良いコンディションを維持しており、常にリールの性能を100%引き出している、まるでゴルゴ13のような道具の使い方をしています。

今回のAMBについても、分解してみると、各部きっちりと潤滑されていて、違和感すら感じないであろう状態です。レベルワインド部をよく見ると汚れが溜まり始めているのが分かりますが、かなり研ぎ澄まされていないと気づかないレベルです。ちょうど前回OH直後の100%の状態から99%に動き始めているくらいの段階です。

 

この状態で新しいグリスに乗せ換えますので、各パーツがほぼ新品の状態を保っています。

外観は小傷がつきオールドリールの風合いが少しずつ出始めているのに、内部はピカピカのベストコンディション、本人以外は誰も分からないところで上質を楽しんでいます。

ギア周りも年代からすればもっと摩耗しているのが普通ですが、かなり良い状態ですし、摩耗の激しいギア軸部も最小限の傷みで抑えられています。

  

リールを所有するすべての人がお手本にしたい管理の仕方で、釣果も伴っていると想像しています。

釣果をお聞きしたことはありませんが、恐らく整然とした理論をベースに、その日の魚の状態を分析して、きっちり釣っていくんだろうなと思います。推理小説のように魚を追い詰めていき、正解を導き出す釣りを展開している感じがします。

このリールの次回OHは、またしばらく先になりますが、どのように活躍してくれるのか楽しみにしています。

 

 

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