オービス51Aのオーバーホール

こんにちは Selffishの鈴木です。

今回は、大変貴重なリール オービス51Aのオーバーホール依頼です。

少ないパーツ点数であらゆる機能を装備している芸術的な作品でコアなファンが多いリールになります。

ギアボックスやローターの形状ががなんとも優しく、可愛らしい外観で、見る人によってはセクシーな曲線で設計されています。

 

現状確認においては、ハンドルが重く、ベール動作が不良という状態で、このままでは使用できない感じです。

ネジに傷をつけないよう、チップをコーティングしたドライバーを使用して、慎重に作業していきます。

まずカバーを開けると、グリスが硬い水あめのようになっていて、メインシャフトの上下がスムーズにいかないくらい重たくなっています。これがハンドルの重さの主原因です。

どんな機種でも同じですが、メインシャフトに強いグリスを塗布すると、ハンドルが回せないくらい重たくなりますので、粘度の高いオイルというか、稠度が非常に低いグリスというがくらいの潤滑剤が適しています。

ギア周りのグリスも同様に硬くなっており、こちらも回転時にゴリゴリした感じになっています。

 

古いグリスはすべて除去し、きれいなグリスで整備していきます。

もう一点、ベールの動作不良ですが、こちらは、ベール部スプリングの変形と連結部のパーツ破損が原因で引っ掛かりが生じていました。こちらは残念ながらパーツ交換できませんので、接着により処置しました。毎回のベール動作の支点となる部分で、かなり動きのある個所なので、恐らくいつか取れてしまうと思いますが、その時々でできる対策をしながら使っていただくこといになりそうです。

クラシックカーと同じで、いつ壊れてもおかしくない代物ですが、手入れしながら愛用していくべき逸品です。

 

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