こんにちは Selffishの鈴木です。
今回は、シマノ 19ステラSW14000PGのギア比変更のご依頼です。
このスピニングリールのギア比の変更には、ドライブギア、ピニオンギア、中間ギアの交換が必要になります。
それぞれのギアの違いを見ていきます。
まずドライブギア、左がPG用で、右がXG用です。
つづいて、ピニオンギアです。
最後に中間ギアです。
どれも微妙な違いなので、見た目ではっきりとした違いが感じられませんが、この組みあわせでギア比4.9から6.2への変わります。1回転巻き取り量は106㎝から134㎝になりますので、かなりの高速巻きが可能になります。
通常、ギア比が高くなるほど、ハンドルを回すのに必要な力が比例して大きくなりますが、ギア比の差ほど巻き重り感の差がでないよう工夫されています。
ギア比については、対象魚や季節、フィールドが変わるごとに最適な数値が変わってくるため、ギア比違いのリールをたくさん持てれば一番良いですが、ギア交換でその時々に対応していくのも一つの方法です。ギアのセットが複数あると、摩耗が進んできたり、ギアに何かあった時にも対応できますので、この選択をされるユーザー様も結構いらっしゃいます。
ギアの組み換えによるギア比変更は、原則同シリーズの同ボディサイズにあるギア比の中で可能となりますので、すべてのリールがギア比変更できるわけではありません。ご注意ください。