シマノ カルカッタコンクエスト400Fの点検整備

こんにちは Selffishの鈴木です。

今回は、シマノカルカッタコンクエスト400Fという船専用のコンクエストです。2004年に発売され、20年が経過した今でも、最近の両軸リールに劣らない回転性能を持つ特別なリールです。

ワンピースマシンカットのフレームや、超々ジュラルミンのブランキングスプールなどキャストもできるレベルの性能を持つため、当然仕掛けの落下速度は群を抜いており、真っ先に狙うタナまでエサを運ぶことができるため、釣り勝つために大きなアドバンテージを確保できます。巻上げのパワーを最大限まで引き出すギアの直径と、丸形でありながら、手の中に納まるロープロファイルの形状がコンクエストだけの特徴で、強さと使いやすさを両立した画期的なリールです。

今回は、潤滑不足で乾いた感じがするとのことでOH依頼となりました。

ボディ内部には、グリスがまだ何とか残っている状態ですが、ギア周りやレベルワインダーには、グリスは残っておらず、乾いた感じの巻き感になっていたようです。

 

古いグリスは除去し、新しいグリスでケアしていきます。

ベアリングも半分くらいが回転不良になっており、こちらもハンドル回転時の不快な微振動を発していました。

ARBというシマノ独自の高耐食防錆ベアリングを装備している機種ですが、それでも長年の使用で塩にやられており、ジャラジャラというノイズを発する回転不良の状態です。

グリスアップとベアリングの交換を行ない、コンディションを整えました。

マスターギア、ピニオンギアなど純正パーツはすでに入手できない年代のリールなので、ギアの摩耗状況に応じたグリスを調合して、1日でも長く現在の状態を維持できるよう仕上げていきます。

 

ここがメカニックの腕の見せ所で、経験量によって違いが出てくる部分ではないかと思っています。

このリールで、まだまだたくさんの大鯛やヒラメと勝負していただけるよう祈りを込めて、気を抜かずに仕上げます。

 

関連記事

最近の記事

  1. ABU AMB2500Cのオーバーホール

  2. シマノ 17カルカッタコンクエストBFS HGのオーバーホール

  3. ミッチェル410のベール動作不良の改善

TOP