シマノ オシアコンクエスト200HGのオーバーホール

こんにちは Selffishの鈴木です。

今回は、シマノ オシアコンクエスト200HGのオーバーホールです。

全体的な点検と清掃グリスアップによるリフレッシュをしていきたいと思います。

このリールは2014年製のオフショア用両軸リールで、数々の新技術が搭載された新次元のものとうたわれました。まずオフショア用両軸では初となる「マイクロモジュールギア」を搭載し、歯数と接点の多さにより、滑らかさとパワーを両立しました。カーボンクロスによるドラグ性能の向上、高耐久クラッチ、ストレスフリーレベルワインドなど、特に鯛ラバの釣りに有利な機能を備えたリールに仕上がっています。

今回のリールは新品時のスムーズさが低下してきたようですので、内部の状態を整えていきます。

ハンドルはSOMにカスタムされ、見た目も機能性も優れたリールになっています。

全体的に汚れとグリスの液状化が見られ、スムーズさの低下を肌で感じた主な原因は分かりました。

きちんと潤滑されていたため、錆びや腐食はほとんどなく、汚れの除去ときれいなグリスの再塗布により良好な状態を取り戻すことができます。

フレーム部から黒く液状化したグリスを取り除いてクリスアップしていきます。

キックレバーやギア軸部の汚れも除去してきれいにしていきます。この状態になると、クラッチレバーに引っ掛かりのような動作不良が生じますので、断続的な感じの動きになります。

 

ギア軸周りもゴロツキ感が出てきますので、折角のマイクロモジュールギア特性である滑らかさが損なわれます。

ギア周りもグリスが揮発しやすくなり、潤滑不足になっていきますので、どうしてもゴロゴロしたギアノイズが大きく感じるようになります。

 

グリスが液状化すると、揮発して潤滑できなくなる日は近いので、このタイミングでグリスアップし直したことは、非常に好判断だったと思います。

とはいえ、この機種もそろそろギア周りのパーツを確保しておいた方が良い年式です。

 

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