シマノ 21エクスセンスC3000MHGのオーバーホール

こんにちは Selffishの鈴木です。

今回は、シマノ 21エクスセンスC3000MHGのオーバーホール依頼です。

このお客様は前回が2022年12月にOHさせていただいており、この期間にどのくらいの大物を水揚げしたのか、リールの状態を見て想像するのが楽しみです。

このリールは、2021年に発売されたシーバス専用スピニングリールのハイエンドモデルです。当然、最新の技術を惜しみなく投入されています。まずは旧モデルよりさらに20gの軽量化を実現し、軽く滑らかな巻き心地のマイクロモジュールギアⅡを搭載しています。リーリング時のわずかなガタツキも感じさせないサイレントドライブ機構、Xプロテクト、ロングストロークスプールなど対シーバスに必要と思われる機構はすべておさえたリールになっています。

内部を見てみると、全体的に汚れは少なく良好なコンディションを維持できています。

 

ボディ内部には塩が混入した感じは全くなく、さすがはXプロテクトという感じです。

ギア周りも摩耗はほとんどなく、良好な状態です。グリスにわずかな汚れが見られますが、新品に近い状態だと思います。

 

ウォームシャフト、摺動部は若干グリスが汚れていますので、除去し新しいグリスでリフレッシュします。

 

ベアリングをチェックしてみると、若干ノイズの出ている内部ベアリングが2個交換となります。

また、ラインローラーのベアリングがノイズを発しており、気になる場合は交換しますとご報告すると、即交換のご指示をいただきましたので、手配・交換となりました。シマノ純正のラインローラーには、専用の超撥水グリス(DG018)を塗布して組み上げます。

内部の汚れの少なさに対して、ベアリング周りが回転不良になっていたことから、力のかかるリーリングが多かったのかな(つまり数多く釣っている)という想像ができます。

これでまたしばらくはランカーシーバスとのファイトも心配ありません。存分に楽しんでください。

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