シマノ 14ステラ4000XGのオーバーホール

こんにちは Selffishの鈴木です。

今回は、シマノ14ステラ4000XGのオーバーホール依頼です。

ここのところ14ステラのご依頼が多いですが、この機種はもうじきメーカーによる純正パーツの供給が終了すると思われるため、ギアノイズが出ている個体については、新品のようにできる最後のチャンスとなる可能性が高いです。そのためできるだけ、ドライブギアとピニオンギアは交換しておくようお勧めしています。14ステラオーナーの方は、ギア交換できる期間はそれほどないと思いますので、今シーズンのうちにギア交換をしておくと、また5年くらいはシルキーな巻き心地が確保できますのでお勧めしています。

14ステラといえば、マイクロモジュールギアやGフリーボディ、コアプロテクトなど多くの新技術を投入し、従来のステラとは全く別物という進化のしかたをしたリールです。現行モデルに近いメカニズムが数多く採用されているオーナーの所有欲を十二分に満足させることができる逸品となっています。

今回のお客様も、当機種をこよなく愛し、今後交換できなくなる可能性のある部分はすべて交換するようご指示をいただきました。

十分に手入れされており、状態としては決して悪くはないのですが、ギア周りの摩耗やラインローラーの消耗は避けられないので、今回完全にリフレッシュすることになりました。

 

ボディ内部はグリスもそれほど汚れておらず、錆びや腐食ももちろんありません。

摺動部、ウォームシャフト周りは若干グリスの汚れがありますが、問題となるようなレベルではありませんので全く心配なしという状態です。きれいに清掃し、新しいグリスを塗布しておきます。

 

ローター周り、アームカム内部も若干グリスは少なくなっていますが、塩ガミもなくまずまず良好です。こちらもきれいに清掃し、防錆処理・グリスアップをしておきます。

 

ドライブギア、ピニオンギアは画像では分かりにくいですが、わずかな摩耗があり、若干ギアノイズを感じる状態ですので、ギア交換により新品時のシルキーかつパワフルなマイクロモジュール特有の上品な巻き心地に仕上げます。

 

今回交換しておくべき主要パーツはすべて交換しましたので、余程のことがない限り、当分の間ステラらしい使用感を堪能できることと思います。

関連記事

最近の記事

  1. TC-01R(トライアングル)右ハンドル入荷しました!

  2. ダイワ スパルタンIC150Hのオーバーホール

  3. シマノ 20メタニウムXGのベアリングチューン

TOP