ダイワ シーボーグ200Jのハンドル修理

こんにちは Selffishの鈴木です。

今回は、ダイワ シーボーグ200Jの修理依頼です。ハンドルが外れて取付ができなくなってしまったとのことです。折角なのでそのほかの部分もオーバーホールをしてリフレッシュしようと思います。

このリールは、2015年に新たにリリースされたモデルで、すでに発売されていた150Jと300Jのどちらでもしっくりこないシーンで活躍する新基準サイズのコンパクト電動リールです。今では当たり前になっているワンハンド操作のジョグレバーを搭載し、ハイパワー&ハイスピードのMAGMAXモーター、新ドラグシステムATDを装備したスモールモンスターです。深場のヤリイカやタチウオを視野に入れた電動ライトゲームの新たな武器として誕生しました。

まずはハンドルの取付不良については、ギヤーシャフトのネジ山、固定ナットのネジ山の両方が削れて小さくなっていたため、交換するしかありません。150Jのメーカー修理対応がすでに終了しているため、この200Jもメーカーのパーツ在庫が無くなる日はそれほど遠くないと思います。パーツがある今のうちに、違和感を感じる場合は、OHしておくと安心です。

小型電動リールの宿命である汚れと錆びが各部に出ていますので、このタイミングで一掃しておきます。

塩に強い成分のグリスを使用し、錆びや腐食に負けないよう保護しておきます。

レベルワインド周りは、汚れでグリスが粘土のようになっていますので、すべて除去し、きれいなグリスを塗布し直します。

 

破損していることが多いモーターハウスギアも両側の歯をチェックし、グリスアップし直しておきます。セットされているベアリングは、回転していない状態なので交換します。

 

セットプレートギアなどギア周りにも若干錆が出ていますので、除去して防錆処理しておきます。

 

電動リールは強力なモーターが動力となっているため、少々塩ガミしていてもガンガン巻き上げてきます。そのため、ギア周りが破損するまで違和感に気づくのは難しいようです。純正パーツがあるうちはまだ良いのですが、メーカー在庫が無くなると、もう買い替えるしか選択肢がありません。特に故障の多いレベルワインド部のウォームシャフトや周辺ギアに塩ガミが溜まってくると、糸の出が悪くなるので、軽めの重りでスムーズに糸が出なくなったと感じたら、オーバーホールが必要です。

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