シマノオシアコンクエストCT200PGのオーバーホール

こんにちは Selffishの鈴木です。

今回は、シマノオシアコンクエストCT200PGのオーバーホールです。未使用に近い状態の中古を購入したため、内部のチェックとノイズ、ガタツキの解消をお願いしたいとのことです。

このリールは、2018年に登場したモデルで、オシアコンクエストにデジタルカウンターとフォールレバーを追加装備したリールです。剛健で滑らかな巻き性能に加えて、フォールまで自在にコントロールできるリールに進化しました。さらにデジタルカウンターの搭載により、感覚を確信に変える強力な武器に仕上がっています。鯛ラバの釣りをメインとし、その他のオフショアゲームをさらにエキサイティングなものにしてしまうリールです。

新品未使用に近い状態というわりにノイズやガタが多い感じがするとのことですので、そのあたりの原因となりそうな部分を重点的に見ていきます。

まず新品のリールは各部のネジが規定のトルクで締められているため、すべてがカチッと止まっています。ネジを緩めるときにメーカーの取り付けたものか、そうでないかは大体分かります。特に本体を止めている固定ボルトはきっちりと止まっていないとガタツキ感の原因にもなります。

内部の状態を見ていくと、未使用というわけではなさそうですが、ギア軸あたりのグリスの状態からは、それほどの回数は使っていないようです。

 

ギア周りに汚れと液化が見られますが、ギアの歯の状態はまずまずで、それほどノイズが出そうな状態ではないので安心しました。

 

ギアはわずかな摩耗はありますが、まだ要交換レベルではありませんので、もう少し使ってから気になるようになってきたら交換すれば良いと思います。汚れとオイルを除去し、ギア用のシマノ純正グリスで整えておきます。

 

レベルワインド周りも若干の汚れはありますが、それほどの使用回数はないようです。こちらもきれいにして、新しいグリスで仕上げていきます。

ドラグ周りも傷みはなく、少しだけ使用した感じの状態なので、念のため一度除去し、新しいドラグ用グリスを再塗布しておきます。

ベアリングもハンドルノブ内の1個だけを除き、すべて良好な状態ですので交換の必要はありません。

中古で購入したものでも、全体を清掃し、パーツを1個ずつグリスアップすることで、ほぼ新品のような状態になりますので、オーバーホールでリフレッシュしてあげると気分も釣果も良くなると思います。

 

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