ダイワ リョウガBJ C2020PE-Hのクラッチ不良

こんにちは Selffishの鈴木です。

今回は、ダイワ 09リョウガBJ C2020PE-Hのクラッチ動作不良の改善です。クラッチレバーが押せない状態になったとのことで、不具合の原因を見つけて対処していきたいと思います

このリールは、2009年に発売されたライトジギング専用機で、リョウガの基本性能をベースに、ソルトでのジギングに必要なレベルまで進化させたモデルになります。超高剛性高精度マシンカットスーパーメタルハウジングにハイパーデジギア、アルティメットトーナメントドラグを搭載し、パワフル・高耐久・滑らかさのすべてを実現しました。このサイズのベイトリールには類を見ない最大ドラグ力10kgを叩き出す多板構成のドラグシステム、シンクロレベルワインドなど、各部に徹底したジギング専用機としてのこだわりを感じるリールです。

今回の症状は、リョウガではたまに目にする現象で、パーツさえあれば修理可能な不具合です。

だいぶ使っている感じなので、順番にパーツをチェックしていきます。

ボディ内部は錆びと塩が多く、きれいな状態にするのに清掃工程を2回行なう必要があります。

 

破損していることが多いクラッチカムは大丈夫です。

レベルワインド部はだいぶ汚れており、清掃してからウォームシャフトの状態をチェックします。ベアリングは回転不良になっているため交換となりますが、錆び・腐食はほとんどなく簡単にきれいな状態になりました。

 

ギア軸周りは錆びが出ており、ベアリングは完全にだめになっていますので新しいものに交換します。

ギア周りは、予想していたよりはだいぶ良い状態でしたので、清掃・グリスアップでケアしておきます。

 

クラッチレバーの動作不良の原因は、キックレバープレートというプラスチックパーツの破損でした。

キックレバースプリングが強化されすぎなのか、このパーツとクラッチカムはよく破損しています。経年劣化が最も大きな要因ではありますが、現在でも使用できているこの機種は、このパーツを交換しておいた方が良いのですが、残念ながらメーカー在庫は無くなっており、当店にも少し残っているだけですので、交換は難しくなってきました。

 

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