これもよく見る故障なのですが、ベイトリールのレベルワインド部
(ラインをスプールに均一に巻き取るためのガイド、糸を通すところ)
が正常に稼働してないケースです。
最も多いのが左右の端どちらかで止まって震えているケース。
ラインがスプールの片側にたまり、
いかにも機械の故障という感じが漂います。
出現当初は50往復に1回くらいの頻度で起こるため、
気づく人は極めて稀です。(この時点で気づかれたお客様が
過去に一人だけいらっしゃいました)
そこで気づかないと、さらに悪化し、毎回端で止まることになります。
原因の多くは、汚れ・錆び・ラインの巻き込みなどでギヤの歯が
わずかに変形することです。
何かの拍子で一度引っ掛かると、そこで微妙に変形します。
何回かに1回の割合で引っ掛かり、そのたびに変形が大きくなります。
最終的には変形した形が、元の形を凌駕し、毎回変な動きをすることに。
これを直すには、パーツを交換するのが一番ですが、古いアブなど
パーツの入手ができないものは、変形部を研磨して正常に動くように
調整します。
日頃から定期的にメンテしている方のリールにはほとんど見られない現象です。
是非、定期的にレベルワインド部の掃除をしてあげてください。
リール・メンテナンス【selffish セルフィッシュ】
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