今回はシーズン真っ盛りの大物ソルトルアー用、08ステラ8000HG・PG、10000XGの3機種です。
当機種については、ギヤなどの純正パーツが入手できませんので、ギヤに摩耗がある場合はゴリ感が完全解消できません。
今回の3機種については、摩耗が少なくギヤ周りは良好な状態でしたので、滑らかな仕上がりが期待できそうです。
ギヤ周りはまあまあ良い状態とはいえ、やはり相手が相手ですし、最も海水にさらされやすいハードな釣りです。
各部に錆び、塩による固着があり、分解にもテクニックが必要な状態です。
各パーツは全体に潤滑不足になっていますが、特にスプールを上下するためのギヤ、ウォームシャフトのグリスがほとんど残っていない状態です。
当機種の特徴として、リールのお尻部分、つまりウォームシャフト付近に塩がたまりやすく、固着したり破損したりしていることが多いです。
08ステラの場合、これが破損していると修理不能になりますので、定期的に十分な潤滑をして、塩による腐食や破損を予防しないと長持ちしません。
この部分のグリスアップはセルフメンテでは難しいため、できるだけ長期に潤滑効果が続くよう、Selffishでは強いグリスを使用します。
後継の13ステラSWシリーズも19シリーズも同様です。
リールの中で最も高価なシリーズですので、ケアを十分に行なって、長く使えるようしたいです。