こんにちは Selffishの鈴木です。
今回はSelffishのこれまでとこれからについてです。
2003年に脱サラし、大好きな釣りを仕事にしようと釣具店を開業してから20年が経過しました。「好きなことを仕事にして充実した人生を!」と勧める書籍もたくさんありますが、商才のある成功者の方々は別として、私のような凡人の場合は、それはそれはみじめで大変な20年でした。
たくさんの人を失望させ、ご迷惑をお掛けする日々の繰り返しで、未だにこれで良かったと思うことは一度もありません。それでも生存できているのは、ひとえに応援してくださる方々のお陰と心より感謝しております。
20年目の2023年は、メディアの取材やメーカーからのお仕事のご依頼、他業種からの仕事のオファーなどこれまでにはなかった出来事をたくさん経験しました。石の上にも3年どころか20年も座り続け、ようやく少し変化が現れたという感じです。
2024年はフェイズⅡと位置づけ、いつか資金に余裕ができたら実行しようと先送りになっていたことを、強行実現する年にしようと決めました。
まずはSelffishの根幹コンセプトである「リールを大切にする気持ち」をベースとしたリールのリサイクルシステムを構築しようと思います。
現在の中古リール販売のほとんどは、現状販売を常識としており、内部まできっちり整備されているものがほぼありませんので、安心して購入できるものはごくわずかです。実際に、Selffishに頻繁にご依頼いただくケースで、「中古購入のため内部のチェックをしてほしい」というご要望がありますが、内部でパーツが破損しているものや本来あるべきパーツが欠損しているものなど、ひどい状態のリールをたくさん目にします。
大切に使ってきたリールを良いコンディションで次のユーザーに引き継ぎ、お気に入りのリールとして可愛がってもらえる循環を実現できるシステムにしたいと考えています。使い捨て時代に終止符を打ち、良いものを大切にして永く愛用するという形が拡がり定着することを望んでいます。
メソッドやフィールドの変化により出番が少なくなったリールを、Selffishがきっちりと整備して次のユーザーに繋ぐという流れをこれからの常識とできるよう注力していきます。
Selffishにお譲りいただいたリールは下取りし、新しいリールの購入代金に充当したり、他のリールのオーバーホール代金に充当できるようにして、利用しやすい仕組みで活性化を図っていきます。
共感していただける方々専用の「Selffishサポーターズステッカー」の売上を活用して、これまでの中古販売の常識を覆すシステムを構築していこうと思います。
他にもリールオーバーホール技術を習得できる「マスタープログラム」の拡充など、ご要望に一つずつお応えできるよう事業展開していきますので、倍旧のご指導・ご鞭撻をよろしくお願いいたします。
当ウェブサイトで進捗状況をお伝えしながら、着実に進めていきますのでどうぞご期待ください。