ABUアンバサダー1500C IARの内部点検

こんにちは Selffishの鈴木です。

今回は、中古で購入したABUアンバサダー1500C IARの内部チェックと整備のご依頼です。

最近では非常に高価なリールとなっているAMB1500、2500シリーズ。

中古購入だとやはり状態が非常に気になるところですので、内部チェック(写真で確認)とグリスアップ等整備をご要望の方が増えています。Selffishでは全パーツのチェックはもちろん、気になるパーツの状態を写真で確認していただけるようにしておりますので、どのくらいの状態なので見てみたいというお客様には非常に喜んでいただいております。

リールの状態を把握したうえで使用するのと、不安を抱えながら使用するのでは大違いですので。安心な状態でガッツリ使いたいという方は、内部チェックを目的としたOHもありなのではないかと思います。特にオールドリールの場合は、壊れてしまうともう修理不能になることが多いので、その意味でも一度内部の状態をきちんとチェックしておいた方が良いリールです。

今回のリールは、外観に比べて内部の状態が良好なので、前オーナーさんはかなり大事に、丁寧に使用されていたようです。電食跡もありませんので淡水のみで使用されていた大当たりのリールでした。

ドライブギアやピニオンギアの歯、ウォームシャフトの溝部分、クラッチレバー周りの擦れ具合を見ると、どのくらいキャストしたものなのか、大体見当がつきます。

 

ギアの歯は、まだ丸みを帯びていませんのでそれほど使用感はありません。ウォームシャフトも面取り部が整然としていますので、使い込んだ感じは全くありません。

本体プレート部の摩擦跡の程度や、ギア軸周りのパーツの摩耗具合からもクラッチを切った回数はそれほど多くないと分かります。

 

外観の傷からはフィールドには頻繁に連れていかれたことが見てとれますが、乱暴な扱いはされていない、いわゆる箱入り娘のようにかわいがってもらったリールのようです。

使用前にOHを実施するようなお客様なので、これからも大切に可愛がってもらえるんだろう、なんだか幸せなリールだなとほっこりした気分になりました。

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