シマノ 24カルカッタコンクエスト30HGのオーバーホール

こんにちは Selffishの鈴木です。

今回は、シマノ24カルカッタコンクエスト30HG(シャローエディション)のオーバーホールです。まだ出たてということもありそれほど使用していないと思いますが、もう一台OHしたいコンクエストがあったので、ついでにということでした。

この機種は2024年モデルの最新作で、コンクエストの質実剛健さで軽量ルアーをピンポイントに打ち抜くための特別仕様です。ナイロン8LB 100mというラインキャパで、MGLスプールⅢのシャローを装備したテクニカルなスタイル専用に設計されたリールです。インフィニティードライブ、マイクロモジュールギアは当然搭載され、巻上げ性能も文句なしです。

外観はきれいな状態ですが、細部まできっちりチェックしていきたいと思います。

ボディ内部は当然のごとくきれいな状態で、潤滑も十分ですが、若干グリスの乳化が見られますので、水分が入ったようです。大雨の中での釣りや一瞬の浸水などでたまに起こるもので、それほど心配はありませんが、きれいにして新しいグリスで新品状態に戻しておきます。

レベルワインド周りも若干汚れがありますので、こちらも清掃・グリスアップできれいにします。

 

ギア周りはわずかな汚れはありますが、良好な状態で全く問題ないようです。こちらもいったんきれいに清掃し、グリスアップし直します。

 

ギア軸周りのグリスはきれいな状態で、乳化している形跡はありません、ブラッシングとグリス再塗布でケアしておきます。根元のベアリングも回転良好です。

ピニオンギア部のベアリングが1個だけ、若干シュルシュルというノイズを発していました。この短期間でだめになることはあまりないので、こちらは運悪く水分が混入したのかもしれません。新しいものに交換し、ノイズのない巻き心地を取り戻します。

恐らく使用している状態では、まだ違和感はなく、細部までチェックして初めて分かるくらいのものなので、これから少しずつ違和感が出てくるその一歩手前で対処してしまった感じのオーバーホールでした。

体感できるほどの変わりっぷりではないと思いますが、機械は最高の状態になっていますので、ガンガン釣りまくってください。

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