ギヤの摩耗(後編)

ギヤノイズかベアリングノイズか、

見当をつけるにはハンドルを逆転すれば大体わかります。

ベイトリールや最近の逆転できないスピニングリールは除き、

ハンドルを逆転させてみて同じノイズが伝われば、大抵ベアリングノイズです。

ギヤノイズの場合は正方向にハンドルを回した時はゴロゴロするのに、

逆転はシルキーという状態になります。

もしお手持ちのリールが正方向だけゴロゴロノイズが出るならば、

ドライブギヤとピニオンギヤを替えると解消できます。

正確には開けてみてパーツをチェックしないとわからないのですが・・・

では、本来簡単には摩耗しないギヤがそのような状態になるのは、

どうしてでしょうか?

一番大きな原因は過度な負担をかけていることです。

例えば海で青物を狙う、石鯛を狙う、

雷魚を狙うなど強い力を必要とする釣りにギヤの弱い廉価版を使用すると、

たちまちギヤがやられます。

昔シマノ社の廉価版スピニングリールで、

ヒラスズキを4連続でかけたことがありますが、

それでリールはゴリゴリになりました。

また、ドラグをガチガチにして使うことが多い方のリールは

ギヤがやられていることがほとんどです。

その手の豪快な釣りをする方は、

多少のノイズは気にしない方が多いのですが・・・

パワーが必要な釣りをする方は、

その力に耐えうるギヤを搭載した機種を選ぶと快適です。

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