回転不良のベアリング

今日はお客様からこんな質問をいただきました。

「交換されたベアリングを見たのですが、これはどこが悪いのでしょうか?」

ベアリングは正常なものから順を追って次のように変化していきます。

正常 ⇒ シュルシュルという小さなノイズ ⇒ コツコツという微振動を伴うノイズ

⇒ ジャラジャラという大き目なノイズ ⇒ ゴロゴロという振動 ⇒ ノイズと回転抵抗

⇒ ガタツキ

初期の小さなノイズレベルの場合、ベアリング単体では認識が難しいのですが、

リールの高速回転部に組み込んでみると、明らかに分かります。

正常なベアリングが回転するときの音を認識できないと発見が難しいため、

お客様には正常に見えることがありますが、

近い将来振動を伴う次の段階に移行するため、

発見した場合はご報告のうえ交換するようお勧めしています。

また、ミニチュアベアリングは想像よりも弱く、

ベアリング単体を机の高さから誤って床に落下すると、

コロコロとノイズを発してしまうことがあります。

特にデリケートなパーツとしての扱いが必要です。

それから、ミニ四駆用など他の用途向けに販売されているベアリングは、

リールに使えるものとは違い、初めからノイズが大きく適さないものがあります。

ベアリング一つでも選択を間違えると、

かえってコンディションを悪くしてしまうことがありますので注意が必要です。

 

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