今回は電動リール、シーボーグのメンテナンスです。
お客様から毎年多くのご質問をいただくのが、電動リールのお手入れ方法です。
電気部分がある機械であるため、ある意味スマホやパソコンに近い感じもあり、
水洗いということに抵抗を感じ、不安になるのは私も同じです。
釣行後のメンテナンスは一番安全なメーカー推奨の方法をベースに行います。
まずラインをレベルワインドより内側に巻き込む場合は、
例の四角いテープをラインの先端に付ける方法(スティーズ103Hの第1話参照)で、
後々ラインが交差するというトラブルのないよう処置します。
電動リールと言えば沖釣りで使用するリールであるため、
使用後は海水分の付着が必ずあります。
また多くの場合コマセを使うため、生ものによる汚れも付着します。
そのまま放っておくと大変な悪臭を発し、家族より使用禁止令が出されます。
メンテナンスの最初は水洗いです。
メーカーの取説を見ると、水洗いOKなので中性洗剤を使って洗い流しましょう、
と書いてありますが、ここで誤解してはいけないのが、取説のイラストをよく見ると、
リールの真上からしか水をかけていません。
乾かす時もリールは常に上を向いています。
つまり水洗いOKとはいっても、リールを逆さまにして下から水をかけたり、
シャワーで下から車の洗車機のようにかけたらだめということです。
ちなみに取説では水の中にリールごと浸すことに禁止マークがついています。
それと30度以下の冷水で洗うことも記載されています。
Selffishおすすめの水洗いは、
リール上部より、シャワーで雨に打たれるように冷水で洗い流すこと。
そのときドラグやメカニカルブレーキなど締められる部分は締めておくことと、
スプールの奥に汚れを見つけても、シャワーで深追いしないこと、
がキモであると考えています。
ちなみにリールの真上から見て明らかに水が入りそうな隙間には、
シャワーをかける前にテープなどでカバーしておくと安心です。
続きは次回です。