今回は電動リール、電動丸1000プレイズのクラッチ不良で、クラッチが動かなくなってしまったケースです。
クラッチが切れなくなる、あるいは切れたまま戻らなくなるのはいろいろな原因がありますが、最も多いのはスプールとピニオンギヤの固着です。
塩や錆によりスプールとピニオンギヤがくっついてしまう、あるいはピニオンギヤとベアリングがくっついてしまうことでクラッチが全く動かなくなります。
釣行後そのまま手入れをせずにしばらく置いてしまった場合によく起こります。
もしお手元のリールがこのような状態になったら、絶対やってはいけないのが無理やり力づくでクラッチを切る行為です。
パーツがいくつか破損したうえに、全く直りません。
固着が酷いものになると取り外すことすらできなくなりますので、できるだけ早く固着部分をはがしてあげないとなりません。
きちんと手入れしている方でも運が悪いと起こる現象ですので、クラッチが切れないあるいは固いと感じたらOH(修理)をしてください。
今回のケースは、スプールシャフトとピニオンギヤが固着し、ギヤの上下動ができない状態、つまりクラッチが動かない状態になっていました。
固着も優しいものでしたのでオイルで溶かし、傷つけることなく外すことができました。
海での釣りが多い方は要注意の現象です。