今回は、シマノ ツインパワーXD C5000XGのオーバーホールです。
外観はきれいで大切に使われていることがよく分かります。ラインを巻くときのノイズが気になるとのこと。
動作確認してみると、ギリギリギリギリという感じの連続した小刻みなノイズがあります。
これは典型的なギヤノイズで、恐らくギヤがかなりやられていると思うとお伝えすると、メーターオーバーのシイラから青物まで何でもこのリールで釣っているとのことでした。
いつも通りパーツチェックしながら分解をしていくと、まずラインローラーが全く回っていません。
こうなるとノイズすら出ませんので、ただただラインがよれてトラブルが多発します。
続けて分解を進めます。
内部まで到達すると、ギヤ周りがやはり黒く汚れており、歯もだいぶ摩耗しています。
ドライブギヤ、ピニオンギヤ、ラインローラーを交換し、新品のような巻き心地になりました。
ツインパワーと言えども、大物・青物を掛け続けると短期間でギヤが摩耗します。
バイオマスターSWなどではよく見るのですが、ツインパワー、ステラクラスでは珍しいことです。
ギリギリの戦いの中では仕方のないことですので、ノイズが気になったらギヤ交換でリフレッシュしましょう。